Contents
第2回でわかること
- 変数とは
- 変数の宣言方法
- データ型とその種類
- データ型の宣言方法と利点
変数とは
変数とは、データやオブジェクト(処理の対象となるシートやセルなど)を格納するための入れ物です。変数を使うとVBA(コンピューター言語)で書かれたプログラムの処理がわかりやすくなります。また、繰り返し処理を行う際に重宝します。
変数の宣言方法
プログラムの中で変数を扱うには、「Dim 変数名」のように書き、あらかじめ変数を宣言する必要があります。変数名には、日本語、英数字およびアンダースコアを使用できますが、数字を先頭にすることはできません。
データ型とその種類
変数を宣言する際に、変数の種類を指定します。この種類のことをデータ型といい、「日付」「数値」「文字」などの種類があります。
データ型 | 種類 |
String | 文字列型 |
Integer | 整数型 |
Single | 少数など |
Date | 日付型 |
Object | オブジェクトへの参照 |
Boolean | 真・偽など |
Variant | ほとんどすべての値 |
データ型の宣言方法
データ型は、「Dim 変数名 As データ型」のように宣言します。データ型を指定することで、処理が速くなり、プログラムのミスに、瞬時に気付くことができます。また、データ型を指定しないでも、変数を使うことができますが、指定しないとほぼすべての値を格納できるVariant型に指定されます。
第2回まとめ
- 変数とはデータなどを格納する入れ物
- 変数の宣言とデータ型の宣言は、「Dim 変数名 As データ型」でおこなう
- データ型を指定することで、処理が速くなり、ミスの発見に役立つ
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