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小学校・中学校、不登校児童生徒数の推移(2008年~2018年)
文部科学省のデータをもとに、年間30日以上の欠席があり、病気や金銭的な問題を除いたものをグラフ化した。少子化により、生徒は年々減っているにも関わらず、2012年から小学校でも中学校でも不登校児童生徒数は増え続けていることがわかる。
小学校 不登校児童数の割合
小学校、中学校ともに年々少子化の一途を辿っている。なかでも、小学校は、年々不登校児童の数が増えていることがわかる。
中学校 不登校生徒数の割合
小学校 不登校児童在籍学校数の割合
少子化とともに不登校児童生徒数は減っているが、不登校児童生徒を抱える学校数は増えており、小学校では、63.5%、中学校では、89.4%と、ほとんどの学校が不登校児童生徒を抱えている。
中学校 不登校生徒在籍学校数の割合
学年別不登校児童・生徒数(2018年)
学年別に見ると、学年が上がるにつれて不登校児童生徒数は増加しており、 特に小学校6年生から中学校2年生にかけて、大きく増加している。
文部科学省 2018
不登校の現状まとめ
小学校、中学校ともに不登校児童生徒は、普通学級に占める割合が年々増加している。小学校では、およそ65%、中学校では、およそ90%の学校が不登校児童生徒を抱えており、対応が必要だろう。これから新しく先生になる人は、自分が担任を持つクラスに必ずと言っていいほど、不登校の生徒がいることを踏まえていかなければならない