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不登校の歴史
児童・生徒が病気などの正当な理由がなく、学校を長期欠席するという行為は、怠学や問題行動として捉えられてきた。しかし、その原因は、複雑で、学校に来たくても来れないという状況があるという考えから、名称が変化していったとされる。
不登校という名称をめぐっては、様々な意見があるが、最も古い呼び方として「学校恐怖症(school phobia)」というものがある。この学校恐怖症という名称は、精神的分析的なイメージが強かったため、より一般的な不適応行動として捉えるために、1970年以降、「登校拒否 (school refusal)」という名称が一般化していったとされる(鱸1989)
その後、1989年の文部科学省による学校不適応対策調査研究協力者会議以降、「拒否」という言葉が現実にそぐわないとして、「不登校 (non attendance at school)」という名称が一般化されている。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj1962/41/0/41_157/_pdf
保坂2002
文部科学省の定める不登校の定義
不登校児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」