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反転授業は、自宅で講義形式の動画を視聴し、対面授業で高次元の学習をすることができるとても良い教育方法であることは、前々回まとめました。その次に、動画を自宅で見れない学習者への対応などもまとめました。今回は、動画教材を使って、自ら学ぶ要素を残しつつ、動画を視聴できないまたは、しない学習者への対応もできる授業方法について、「タブレット教材の作り方とクラス内反転学習(赤堀侃司)」の本を参考にまとめたいと思います。

Contents

クラス内反転学習とは

以下の3つを授業内の前半または、後半におこなう学習方法をクラス内反転学習という。3つは、約20分ほどでおこなうため、前半におこなえば、その後、発展的な課題をグループでおこなうことや個別の学習をすることもできる。

グループで動画を視聴する

動画は5分以内の短いものとし、タブレットなどを使用する。教師のペースではなく、そのグループの学習者のペースで学習できる。

グループで話し合う

グループの中には、その学習内容が、得意なもの、苦手なものがいると思う。それぞれの良さを生かし、自発的に学習する。動画を巻き戻したり、停止したり、早送りしても良い。

ワークシートで理解度をチェックする

この間、教員は、机間巡視をおこない、理解度をチェックする。教師は、教える役ではなく、コーチする役に回ることができる。

クラス内反転学習の特徴

動画を視聴しない学習者をなくすことができる

動画を視聴して、予習することを授業内におこなうので、その心配がなくなる。

動画のわからない内容をその場で解決できる

通常の反転学習の際、動画を止めようが、巻き戻そうが分からなかった内容が、授業ないにグループ学習をすることで、その場で解決できる

動画を視聴する環境がない学習者も参加できる

反転授業の困った点として、自宅にパソコンがなかったり、高速wi-fiがない家の問題点をあげたが、授業内に動画を視聴できるので、この悩みもなくなる。

教員中心ではなく、学習者中心の授業ができる

クラス内反転学習は、動画を視聴しながら、学習者だけで20分間活動し、学習者どうしで内容を理解する学習方法である。教員が中心になって、生徒の思考を目覚めさせるような発問をおこない、理解に導いくことはない。教員は、学習者をよく観察し、必要に応じて、手を差し伸べればいい。

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