児童生徒が命を絶つ際の理由は、遺書が残されていない場合が多く、特定されないことがほとんどだそうです。しかし、その前には必ずなにかのサインがあるはずです。児童生徒のサインに気づくためにも、誘発する要因を知っておくことが大事だと思いまとめることとしました。
その要因には、自殺未遂、心の病、安心感のもてない家庭環境、独特の性格傾向、喪失体験、孤立感などがあります。
Contents
児童生徒が命を絶つ要因まとめ
皆さんの周りに以下の要因を抱える児童生徒はいませんか。そのまま放っておくと大変なことになります。
自殺未遂
心の病
安心感のもてない家庭環境
独特の性格傾向
喪失体験
孤立感
自殺未遂があった児童生徒
これは、児童生徒が命を絶つ1歩手前の行動といえます。具体的な行動として、高所からの飛び降り、薬の服用、リストカットなどがあります。結果的に命を絶つほどではなくても、適切なケアを受けられないと、長期的には生命を失う危険性を高めます。
心の病をもつ児童生徒
心の病を抱えた人も危険性が高いです。具体的な症状として、うつ病、統合失調症、パーソナリティー障害、薬物乱用、摂食障害などがあります。これらの症状がみられる場合は、速やかに医療機関と連携し、専門家の助言を受ける必要があります。
安心感のもてない家庭環境にいる児童生徒
この場合も生命を絶つ危険を高めます。具体的な内容として、虐待、夫婦間不仲、過保護や過干渉、頻繁な転居、兄弟姉妹間の葛藤があります。家族から本来受けるべき愛情が適切に与えられなかったり、歪んだものしか届かない場合、児童生徒は、家庭に居場所を見つけられなくなります。
独特の性格傾向をもつ児童生徒
具体的には、未熟・依存的傾向、衝動的傾向、極端な完全癖、抑うつ傾向、反社会的傾向があります。周りの人に甘えることでしか安心感を得られない人、キレやすい人、ほんのわずかな失敗でひどく落ち込む人、周りに相談できない人、暴力など非行にはしる人と言い換えることもできます。
喪失体験をした児童生徒
具体的には、離別、死別、失恋、病気、ケガ、急激な学力低下があります。大人から見れば些細なものでも初めてうける児童生徒には、大変な影響を与えてしまいます。
孤立感をもつ生徒
人間関係が、家庭や学校だけの児童生徒にとって、その中で起きたトラブルは大人とは比べものにならないほどの影響を与えます。いじめなどでハブられている生徒や、仲のいい子とトラブルがあった子は、要注意です。