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不登校児童・生徒にたいしては、学校に行けなくなった原因に寄り添い支援していくことが、まず大事になる。しかし、一度不登校になると、生活のリズムが悪くなり、改善するのに時間がかかったり、勉強の遅れもでてきてしまう。失われた社会性を取りもどすための学校に準ずる機関がこの教育支援センター(適応指導教室)です。今回は、教育支援センターがどのような場所か紹介できたらと思います。

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教育支援センターの登録者数

2014年、不登校児童・生徒の中で、教育支援センター(適応指導教室)に通っている生徒は、小学校で、2565人中382人であり、約15%、中学校では、7514人中1565人で約21%とであることがわかりました。結果から、小学校よりも中学校の方がやや割合は高いことがわかり、中学生の方が、自分で適応指導教室に通える年代にあるからかもしれないと思います。

教育支援センターの指導内容

全施設が、個別の学習支援をおこない、個々の進度や状況に応じた指導をおこなっています。約90%の施設で、運動をおこない、社会体験や自然体験、宿泊体験などもおこなうことができます。

教育支援センターの施設

センター独自の施設を利用しているところは、全体の40%であり、約半分は、どこかの施設の一部を借用していることがわかりました。児童生徒の活動内容は、施設の状況に制限されてしまうことも多いと予想されます。

教育支援センターの人員配置

常勤職員、非常勤職員を含め、多くの割合を占めているのが、退職した教職員であることがわかりました。彼らは、学校現場での経験をもとに生徒とうまく関わりを持つことができ、また、学校ともうまく連携することができるという強みをもちます。また、非常勤職員の中では、学生や学生以外のボランティアなども雇用しており、児童・生徒の相談役やメンタルフレンドとしての役割を担っています。

教育支援センターまとめ

教育支援センターは、教室に登校できない児童生徒が、学習できるスペースです。また、再び登校したい児童生徒の準備をおこなえる場所でもあります。センターに在籍する職員は、元教員など、ベテランの職員が多く、生徒一人一人の状況に合わせた指導が可能です。また、若い職員もあり、児童生徒のメンタルフレンドとしての役割も果たすことができます。施設は、どこかのビルなどを間借りしているケースも多く、設備によっては、学校よりも活動内容が抑制されるケースもあります。

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