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第2回がわかるとできること

計算式を作って、となりのセルにコピーした際、うまくいかず、1個1個手打ちした経験はありませんか?あるいは、数式を見た際に「$」(ドルマーク)って何なんだよと思ったことはありませんか?今回の絶対参照と相対参照を理解すると、これらの謎を解くことができます。

絶対参照と相対参照とは

絶対参照とは、数式に「$」ドルマークを使ってあらわし、関数や数式が参照するセルを固定することをいいます。逆に、相対参照とは、参照するセルを固定しないことを表し、「$」ドルマークは用いません。Excelは基本相対参照を用いているので、数式をコピーした際、絶対参照していないとずれることがでてきます。下の図は例です。例えばA2というセルを考えたとき、Aは列(縦)、2は行(横)を表しています。「$」ドルマークは、固定したい部分の前に設置します。したがって、下の図のように3種類の固定方法があります。

絶対参照と相対参照を使い分け、九九表をつくる

失敗例

今回は、絶対参照と相対参照を使い分けて、九九表をつくっていきます。よくある失敗例として、C3のセルに=B3*C2 と打ち込み、それをオートフィル機能で横にコピーしてみます。すると九九表がうまく作ることができません

成功例

今度は、赤で囲んだB列と2行目を固定するようにC3のセルに=$B2*C$2 と打ち込み、横にコピーしていきます。すると見事に九九表を作ることができました。縦にコピーしていっても同様にできます。これで一つ一つ手打ちする必要はありません。

絶対参照と相対参照まとめ

絶対参照と相対参照を理解すると、最終奥義「手打ち」の登場をなくすことができる
セルは列(縦)→行(横)の順に示されている。例 A2
「$」は固定したい部分の前につける

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